✧ 説明
分離機の基本原理は重力分離です。異なる相状態の密度差を利用することにより、液滴は重力、浮力、流体抵抗、分子間力の組み合わせの力の下で自由に沈んだり浮いたりすることができます。層流と乱流の両方に優れた適用性を持っています。
1. 液体と気体の分離は比較的容易ですが、油と水の分離効率は多くの要因に影響されます。
2.オイルの粘度が高くなるほど、液滴の分子は動きにくくなります。
3. 油と水が互いの連続相に均一に分散し、液滴サイズが小さくなるほど、分離の難易度は高くなります。
4. 分離度が高く、残留液が少ないほど時間がかかります。
分離時間が長くなると装置が大型化し、多段分離や遠心分離、衝突合体分離などの各種補助分離手段が必要となります。さらに、精製プラントの原油分離プロセスでは、最高の分離精度を達成するために化学薬剤や静電凝集もよく使用されます。しかし、油田やガス田の採掘プロセスではそれほど高い分離精度は必要とされないため、通常は各坑井ごとに 1 台の三相分離装置のみが稼働します。
✧ 仕様
| 最大。設計圧力 | 9.8MPa (1400psi) |
| 最大。通常の作動圧力 | ＜9.0MPa |
| 最大。設計温度 | 80℃ |
| 液体処理能力 | ≤300m3/日 |
| 入口圧力 | 32.0MPa (4640psi) |
| 入口空気温度 | ≥10℃ (50°F) |
| 処理媒体 | 原油、水、随伴ガス |
| 安全弁の設定圧力 | 7.5MPa (HP) (1088psi)、1.3MPa (LP) (200psi) |
| 破裂板の設定圧力 | 9.4MPa (1363psi) |
| ガス流量測定精度 | ±1％ |
| 気体中の液体含有量 | ≤13mg/Nm3 |
| 水中の油分 | ≤180mg/L |
| 油中の水分 | ≦0.5％ |
| 電源 | AC220V、100W |
| 原油の物性 | 粘度(50℃); 5.56MPa・S;原油密度(20℃):0.86 |
| 軽油比率 | > 150 |